アーティスト・キャラクターグッズ作製の方

長い文章ですが、下記をよく読みご理解いただければと思います。

ライブ会場や同人誌即売会などで個人がアーティストやアイドル、声優さんの応援グッズやアニメ・漫画、ゲームのオリジナルグッズを作成される方が増えてきております。

 

推しメンを応援したい!!ライブやイベントで目立ってアピールしたい!!

アーティストや好きなキャラが着ている服装と同じデザインのグッズを作成したい!!

好きなキャラクターのグッズを作成したい!!同人誌即売会でグッズとして販売したい!!

写真やロゴを入れてスポーツ選手・クラブチームを応援したい!

 その想いわかります。お問い合わせ頂いています身としてもひしひしとその愛が伝わってまいります。

しかし!!ちょっと待ってください!!

  知的財産権(著作権・肖像権・意匠権・商標権等)のある写真やイラスト・ロゴを「そのまま」入れての作成はNGです。

 

有名人や公式のキャラクター・商品名など公式で発表されているのものには「知的財産権」があります。

「知的財産権」のある写真やイラスト・ロゴなどをそのまま入れて作成されたグッズは「公式グッズ」ではないので、「知的財産権」を侵害する上、企業側から訴えられる可能性もあります。愛があれば全て許されるわけではありません。

オリジナルグッズはどうやって作ればいいの?

illust:©神瀬あから/©KLEIN ©rick ©津島里奈 ©朱音むつみ ©代々木アニメーション学院
illust:©神瀬あから/©KLEIN ©rick ©津島里奈 ©朱音むつみ ©代々木アニメーション学院

「知的財産権のある写真・イラスト・ロゴをそのまま使わない」のは原則です。

推しメンや選手が所属するチームのイメージカラーや名前、キャッチコピー等を使ったデザインが推奨されますが・・・

ご注文なさるご自身か、使用許可が得られる方が作成されたイラスト(似顔絵など)を使用したり、権利元(ご本人や所属事務所・会社など)から許可を得ている、または公式HP等で許可されている写真・イラストの使用であればOKです。

 

●完全データ入稿で、「知的財産権」を侵害していないものと判断できれば作成させていただいております。

●完全データ入稿ができない方も、上記の決まり事を守った上で、当社にデザイン指示をいただければデータの作成(有料)も可能です。「この画像を使ってデザインおまかせ」・・はお断りする場合がございます。

 ★公式HPの規約などが更新されている場合もございます。以前は作れたのに・・・という場合も最新の規約に沿っての作成となりますので、最新の情報をご確認の上ご入稿いただきますようお願いします。内容によっては作成をお断りする場合もございますのであらかじめご了承ください。

 

  • 法案の改正などで著作権法についても厳しくなる流れがございます。デザイン・作成数量にご注意ください。
  • 歌詞や楽譜の引用は今後JASRAC等の規定により罰則が発生する可能性がございます。
  • 素材サイト以外のインターネット上の画像を許可無く使用することは知的財産権の侵害にあたります。
  • 写真、イラスト、ロゴについて公式HP・SNS等で使用ガイドラインや規約が記載されている場合もございます。ガイドラインに沿い、場合によっては©マーク等を表示し使用してください。
  • 送られてきた画像についは一度チェックさせていただきますが、すべての画像の版権のチェックはできかねます。送られてきた原稿・データ・画像、指示についてはすべて権利元から承認されたものといたしますので、お客さまご自身の責任でのご入稿判断をお願いいたします。
  • 当社では本格的なイラストの作成、著作権のあるイラストのトレースなどは承れません。
  • 当社のHP掲載製品で使用しているイラストの提供やイラスト提供者の紹介は承れません。
  • 当社から、権利元へ使用許可の交渉をすることは一切ございません。例えご友人が描いたイラスト、撮影した写真であっても、ご自身がご利用の了解をとっていただく必要がございます。
  • 特定の画像を用いて作成されたグッズをネットオークションに出品したりネット転売することはおやめください。デザインによってはトラブルや罰則が発生する場合もあります。
  • ご入稿データを使用して作成した製品でトラブルが発生した場合、当社は一切の責任を負いかねます。ご了承ください。

アニメ・漫画・ゲームなどの「二次創作グッズ」の扱いについて

illust:©illust AC/©I
illust:©illust AC/©I

アニメ・漫画・ゲームファンの皆さんは「二次創作グッズ」作成についてのご理解頂いているとは思うのですが注意事項として記載させて頂きます。

 

現在、「同人誌」と呼ばれております冊子は、マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラクターなどを題材とした「二次創作作品」がほとんどかではないかと思います。同人誌即売会は、権利元である出版社や作者まで参加し、盛大に開催されるなど、国内外より一つの日本文化として認識されるに至っております。

 

しかし、「二次創作」は権利元の許諾を得ることなく不特定多数への販売すると、著作権侵害の恐れがある「グレーゾーン」に位置している創作物ということは間違いありません。では「なぜ現在、同人誌は罰せられていないか」というと、文化にまで発展した二次創作は、原作との相乗効果もあり、ファンアート・ファン活動としてとらえ、多くの場合“黙認”されています。

その延長線上の考え方で、「二次創作グッズ」を捉えている方がおられるのですが、「同人誌」と「二次創作グッズ」で決定的に違うのは「公式のグッズと“同じ”クオリティーのもの」が作れてしまうことにあります。

 

オリジナル作品をそのままコピーしたような絵やデザインでのグッズの作成や販売は、知的財産権(著作権)の侵害で訴えられる可能性が非常に高いです(いわゆる海賊版やパクリ商品とよばれる物に該当)。実際そういった事例も多数ありますので、その点をよく注意・確認した上で、ご自身の「独創性のある」作品のデータ作成・ご入稿をお願いいたします。

また、二次創作で大量に作成しお金の受け渡しが発生する場合、「商業」とみなされ罰則が発生する場合もあります。ネットオークションなどの転売も同様です。できるだけ必要数のみの作成、仲間内・友人間で楽しむものとして作成しましょう。